プカラス絵画教室  展覧会情報

プカラス-ブログ 略してプカログ。 展覧会の情報などを載せていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

セザンヌ―パリとプロヴァンス展

木曜担当羽藤です。

国立新美術館開館5周年
セザンヌ―パリとプロヴァンス

http://cezanne.exhn.jp/

会期
2012年3月28日(水)〜 6月11日(月)
毎週火曜日休館(ただし5月1日は開館)
開館時間
10:00から18:00まで 金曜日は20:00まで。
入場は閉館の30分前まで。
会場
国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

pic_pink.jpg


行ってまいりました。駅で看板みて結構楽しみにしてたのですが、いやあやっぱり良かった。
セザンヌの展覧会に行くのは予備校時代以来だからもう18年とか前にもなるでしょうか。
そんな前だったのでよかったという印象しかないですが今回もかなりの量がきていて見ごたえあります。
そして美術の教科書で見た!っていうような有名な絵もたくさん見れます。

セザンヌはよく「近代絵画の父」と称されますがそれもよくわかりました。自分は大した文章力もないので詳しくは書きませんが非常に豊かといいますか、絵画における要素の多くがそこにあり、多くの画家が彼に影響を受けそれを実践したんだということを実物の絵を前にしてしみじみと感じるとこが出来ました。

20081213111540.jpg
特に僕が興味深く見入ったのが↑のような画面全部に絵具が塗られていない途中?と思わせる絵ですが、セザンヌはここで絵筆を置いたんです。これでいいんです!なんかこういう絵、僕は好きなんですよね。そしてセザンヌがどこから描き始めてどのように絵具を置いていったかがよくわかります。プカラスで指導をしていて思うのですが、背景から描いて手前を描くというのは合理的でわかりやすいのですがいい絵ってのはそうではないんですよね。いろんな描き方があるから一概には言えませんがこういうの参考にしてほしいですね。

今回は図録2500円で売っておりましたが買いませんでした。実物の絵の色の豊かさが全然出ていなかったので。セザンヌのいい画集あったら欲しいなあ。
絵を描かれる方には非常に勉強になると思いますので是非是非観に行ってください。

PageTop

下地貴之 展  〜それでも笑う覚悟はあるか!?〜

下地貴之 展  〜それでも笑う覚悟はあるか!?〜

2012年 3/15(木)〜3/27(火)   ※ 3/21(水)休廊

12:00〜19:00 (最終日18:00まで)

※ 3/18(日)17:00〜 ささやかなパーティを行います。
 どなた様でも参加でき、参加費無料ですので、お気軽にお越し下さい。

去年もお世話になりました ギャラリー・バルコ にて。


yanayokann-kan.jpg
・・イヤな予感。。  2011年  紙に色鉛筆


下地先生のギャラリー・バルコ(亀有駅すぐ)での2回目の個展です。みなさん是非足を運んで下さい。

PageTop

ヨコアハマトリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR

ヨコアハマトリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR 世界はどこまで知ることができるか?
http://www.yokohamatriennale.jp/

2011.8.6sat〜11.6sun
入場料:横浜美術館と日本郵船海岸通倉庫の2会場で1600円

木曜担当の羽藤です。
行ってまいりました。横浜トリエンナーレは2001年、2005年の2回行っています。2008年のは行かなかったんだと今更ながら気づかされたり。
1回目の2001年の回は学生時代だったので友達と連れ立って行ったのですがやはり1回目ということでかなり気合いも入っていたようで会場もパシフィコ横浜、赤レンガ倉庫、野外にも多数作品が設置されていて全部見切ることもできないくらいおなかいっぱいな感じでした。
2回目の2005年の回は山下公園から延びる埠頭倉庫を会場にしていましたが、これも雑多な感じでしたが会場が広いぶんそこそこ良かったです。
3回目の2008年は行ってないのでわからず。
今回は4回目ということになりますね。世界的に不景気なので仕方ないのかもしれませんが、メイン会場が横浜美術館と日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)と小規模になり、あのお祭りな感じは薄くなっています。
入場の際、この2会場のみの料金と連携プログラム込みの料金とあるのですが、連携プログラムのほうにあまり魅力を感じなかったのでメイン会場のみにしました。移動も大変だし。。


メイン会場の横浜美術館
画像 001

入り口前に置かれた作品。楽しさを演出しようと努力はしてるんでしょうが、別に。。
画像 002

入り口を入ったところ。横浜美術館は所蔵作品もいいものが多く、いい美術館ですね。建物の雰囲気も好きです。
今回のトリエンナーレは横浜美術館の所蔵作品も展示されています。現代の作家の作品と過去の作品を並べて見られるというのはいいですね。友達と行ったのですが彼はマグリットの作品が一番良かったと言っていました。。
画像 003

前回は気にしてなかったのですが、写真撮影してもいい作品が多いんです。これはちょっと驚きですね。美術館で写真撮影なんてご法度なのが普通ですから。なので適当に撮ってきました。マグリットの絵も撮影してよかったようですがどうもやっちゃいけないような、気おくれをしてしまって撮れずです。。

なんとなく順路順に。壁に光る金色は画鋲でした。現代美術な感じですね!いいとは思わないけど。
画像 004

個々の作家の名前とか気にして見てないので書きません。綺麗ね。で?ってこんな空気な感じの作品多かった。。
画像 005

田中功起さんの作品。映像が3作品ありましたがちょっとジョークなテイスト。
画像 006

こういう感じ好きです。
画像 007

画像 009

壁にも描かれてたり
画像 008

所蔵作品。工藤哲巳さんの作品
画像 010

マイク・ケリーさんの作品。女の子受けしてました。
画像 011

タイガー立石さんの作品
画像 013

この2点も好きな感じでした。
画像 014

画像 015

オルガン?の作品。荘厳な雰囲気のいい音だしてました。鉄パイプまで音が響いているのかな。
画像 017

画像 016
あと、撮影禁止でしたが横尾忠則のY字路シリーズが何枚もあって結構良かったです。


ここからは日本郵船海岸通倉庫。横浜美術館の反対の入り口から無料シャトルバスが出ています。
巨大な粘土のカバがお迎えしてくれます。
画像 018

今回も映像作品は多いです。これは映写の光の筋が綺麗でした。
画像 019

CGで描かれた野菜が迫ってくる映像作品
画像 020

戸谷成雄さんの作品。所々小さな隙間もあり、覗くと中にも彫刻が施されています。
画像 021

水に浮かぶ大量のスイカと女性の映像
画像 022


画像 023

世界地図の上に怪獣的なものが
画像 024

並べ替えて遊んでってことね。おもち。
画像 025

あとこの日本郵船海岸通倉庫では今回のヨコハマトリエンナーレの目玉!?的なクリスチャン・マークレーの「The Clock」という映像作品があります。膨大な映画の中から、時計のシーンだけを1分毎に抜き出してつなげた24時間の映像で、ベネチア・ビエンナーレ2011で個人部門の金獅子賞を受賞した話題作とのこと。これ目当ての人多かったのか、ソファーも多めにおかれていてかな〜〜〜りくつろいでいる、いや、寝てる???人がたくさんいました。自分は10分くらいは見たかな。。作業と労力はすごいと思うけどね。。

不景気の嵐は美術にももろに影響を与えるんだなと改めて思いました。マシュー・バーニーのクレマスターとか、あんな金のかかったものはあの時代だから作れたんでしょうね。前情報でなんとなく寂しいとは思っていましたが予感的中。こんなんじゃなかったのになって、ちょっとがっかりなヨコハマトリエンナーレでした。でも現代美術が好きな方は是非観に行ってください。現代を感じることができるはず。

PageTop

ホキ美術館開館記念第2弾 時を越えて-静物と風景画展

ホキ美術館開館記念第2弾 時を越えて-静物と風景画展
2011年5月28日(土)〜11月13日(日)

http://www.hoki-museum.jp/exhibition/index.html

木曜担当の羽藤です。
ちょっと前に行っていたのですが、なかなか肯定的な意見が言えない感じなので書くのを躊躇していましたが、どんな展覧会でも自分の独断と偏見で真正直な意見で記事を書いていこうと思っていたので書いてしまいます。

ホキ美術館は世界でもまれな写実絵画専門美術館として、2010年11月3日に千葉市緑区に開館。
そのコレクションは、館長保木将夫が収集した写実絵画作品、約300点から成っている。
NHK日曜美術館のアートシーンで取り上げられ話題になりかなり遠方からもお客さんが来ているようです。
自分が行った日は日曜でしたので、お子さん連れた若い夫婦や10代の若者や熟年の夫婦まであらゆる年代のお客さんで結構賑わっていました。

入り口に向かう通路
画像 001

入り口側から美術館を見ると結構地味な感じですが反対から見るとかなり奇抜な外観です。
ホキ美術館のデザインはかなりかっこいいです。
画像 003

裏は昭和の森に隣接していてかなり和みます。まあ、、都心からだとかなりの距離ですけど。ちょっとした小旅行になります。暑い中だったのでうろうろはしませんでしたが季節によってはついでに森の散策もよさそうです。
画像 005

入ってすぐあたりにプカラスでも先生をしていた安彦文平さんの絵が飾られていました。以前前田寛治大賞で2席を取った作品でした。
あと同級生の松田一聡君の絵も2枚ありました。友達が活躍しているのは喜ばしいことなんですが、、

何も資料等持ち合わせていないので拾ってきた画像を少し。どれも写実絵画としては結構レベルが高いです。
2_16-1r.jpg

20101009hoki01.jpg

h5.jpg

20110216_1849020.jpg

middle_1303828900.jpg

img_03_02.jpg

どれもすごく綺麗な絵だと思うし1点1点を見ればいい絵なんですよ。でもですね。写実絵画ばかり、それも似たような絵ばかりを何百点も見せられても、帰るころにはもううんざりしてしまうんです。美術鑑賞の良さは作品の多様性が大きいと思うのです。個人の建てた美術館だからそれでも構わないと言ってしまえばそれまでですが、なにかものすごくもったいない気がしてしまいます。また、近所の子供達はこんな綺麗な絵の実物を見れるのはいいのでしょうが、美術とはこういうものだと思ってしまったらそれは多感な時期の情操教育に果たしていいのだろうか?と疑問にも思えます。まあ余計なお世話でしょうけど。写実絵画のファンは結構多いらしく、この美術館のかなりのファンもいるようですが、自分は全く逆の感想を持ちました。自分自身アントニオ・ロペスの大ファンですが、あの人の絵はもう写実を越えた別格なので別に写実絵画が好きというわけではありません。
詰まるところ写実絵画を集めたといっても個々の作品の良し悪しなので自分に響く作品はそれ程なかったということなのかも知れません。磯江毅さんの絵も3点ありましたが、それはそれでいいのですがやはり全体の雰囲気に呑まれてしまった印象でした。。
かなり毒舌が入ってしまいましたが写実絵画のすごいのが見たい方にはいいところだと思います。

PageTop

[特別展]磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才

こんにちは。プカラス木曜担当の羽藤です。これから自分の観に行った展覧会などを紹介していきますので、興味のある方は参考にして頂ければ幸いです。

今回は
[特別展]磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才

会場 練馬区立美術館(貫井1丁目36番16号)
会期 平成23年7月12日(火曜)から10月2日(日曜)
休館日 月曜日、ただし7月18日と9月19日は開館、翌日休館
開館時間 10時から18時(入館は17時30分まで)
観覧料 一般500円 高・大学生、65歳から74歳300円 中学生以下および75歳以上無料(各種割引あり、詳しくはお問い合わせください)

練馬区立美術館は西武池袋線の中村橋駅から徒歩3分位のところにあります。
アットホームな感じの美術館で美術館の前庭にはくつろいでる人達が結構います。


P1010830-600.jpg

外観はこんな感じ。
美術館の入り口に向かう階段の下には。。。
P1010831-600.jpg


くつろぎすぎじゃね?って感じの子供達が。前に来た時もこういう子供達がいました。カードゲームで盛り上がってるらしいです。でも市民に愛される場所って感じですよね。いいんじゃないでしょうか。
P1010831-2-600.jpg


まず最初に言っておきますが自分はアントニオ・ロペス・ガルシアの大ファンです。
アントニオ・ロペス・ガルシアはマドリード・リアリズムの旗手と言われる人で写実画家ではありますが、ただ写実というだけではない素晴らしい絵を描く方です。磯江さんもアントニオ・ロペスらと共にマドリード・リアリズムのメンバーとして認められ、活躍してきた方です。アントニオ・ロペスも非常に磯江さんの絵を評価しているようで、そのこともあって今回の展覧会は見逃せないと思っていました。
自分は磯江さんの絵は本の写真などで見てはいましたが、実物を観るのは初めてでした。
抜粋ですが礒江毅さんの紹介を。

磯江毅(いそえつよし1954-2007)は大阪に生まれ、大阪市立工芸高等学校を卒業後まもなく単身でスペインに渡り、30年余りの長きにわたる滞西の間に油彩による写実絵画を探求しました。
やがてアントニオ・ロペス・ガルシアに代表されるマドリード・リアリズムの俊英画家グスタボ・イソエとして認められ、国内外で高い評価を受けました。2005年には広島市立大学芸術学部の教授に就任し、日本での活躍が期待されましたが、2007年惜しくも53歳で急逝。生涯をかけた絵による存在探求の試みは、絵画の高みを示すものとして、死後もなお輝きを発し続けています。

53歳で癌のため急逝されたようです。本当に円熟期に達した時に病に侵されたようです。画集:写実考(会場購入。\3800+税 安い!)の表紙に使われている「鰯」は晩年の2007年に制作され、完成された絵では最後の絵ということです。病魔に侵されながらもこれほど澄んだ絵が描けるとはすごい。
写実考_表紙


磯江さんの絵は鉛筆や水彩で描かれたモノクロのものと油彩画とありますが、モノクロの絵もデッサンという枠を超えた油彩画と同レベルの作品になっています。デッサンも油彩も絵から10cmくらいまで接近して観て欲しいと思います。特にデッサンの鉛筆の線がすごいです。人肌の形に添って薄く鋭い線が何本も描かれていてほんとに丁寧な仕事をしているなと唸らされます。
女アップ


油彩画のマチエールも心地良く、無駄がありません。この葡萄の透明感も素敵でした。ものすごく時間をかけて描くようで、冷蔵庫に保管するだけでは間に合わず、痛んだところは別の葡萄をセロテープで張ったりして描いたとかコメントがありました。絵についてのコメントもたくさん貼られていてとてもおもしろいです。
ブドウ


写実絵画というのが近年流行っている?ようですが、磯江さんの影響を受けている人は多いでしょうね。磯江さんより技術のある人もたくさんいるでしょうが、芸術性ということであれば写実絵画では日本トップの人だと思いました。みなさん是非観に行ってください。
自画像アップ

PageTop